走るのが速い遅いには、理由がある

こんにちは、スポーツパフォーマンス分析士の田井です。

前回のブログでも「50m走」を測定・分析の例として紹介しましたが、今回のブログは、速く走るための分析についてです。

走る能力は、1歩ごとのスピードによって決まります。

止まった状態から走り始めた直後のスピードと、加速して到達するトップスピードは異なります。

また、左右の足のスピードに差がある場合は、片足が減速し、加速が妨げられます。

速く走るためには、スタート・加速・左右差の改善など、総合的に能力を向上させる必要があります。


そのためには、適切なフォーム・姿勢の習得、スタートに必要な爆発的な筋力・パワーの鍛錬、トップスピードの向上に必要なバネを高めることが必要です。

ただし、人によって走り方の特徴は異なりますので、個々の課題に合わせたトレーニングが重要です。

下記のグラフは10m走の1歩ごとのスピードを測定したグラフです。

同じ距離を走っても、スピードや歩数、歩幅、接地時間などは全く異なります。

そのため、走り方の特徴を分析することで、速く走るための要因を見つけることができます。

速く走るためには、異なる要因に対して、個別に取り組むことが効果的です。